2022年11月22日 14:00
<妊娠したら癌になった>「頑張らないと」中絶手術後、仕事に打ち込む私に1本の電話がきて
まれに、子宮以外のほかの組織に腫瘍が侵入し、侵入奇胎や絨毛がんになるケースもある。
中絶手術を受けたころ、ねこさんは2人目の育休を終えて数カ月前に職場復帰をしたばかりでした。婦人科への通院や2度にわたる手術でしばらく仕事を休んでしまったため、「職場のみんなにこれ以上迷惑をかけないようにしなきゃ」と、手術後は以前に増して仕事に励んだそうです。しかし、望んでいた出産ができなかったことや、仕事を頑張らないといけない気持ちが、ねこさんにとって大きな精神的負担に。
そんなある日、病院から1本の電話を受け取りました。お昼休みの時間に病院から電話がくるなんて、絶対に嫌な内容だろうなと察知したねこさん。用件を聞くと、「術後2カ月が経過しても、HCG(=ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン。hCGとも表記される。妊娠初期に受精卵から尿中に分泌されるホルモンのこと)の数値が下がらず、むしろ上がっているので、総合病院に転院して精密検査を受けてください」とのこと。
つらい中絶手術を乗り越えた今、これでようやく普段の日常生活に戻れると思いきや、体の異変が続いているせいで、今後も通院が必要になってしまったのです。