「日本の“ふつう”に違和感を感じる」。アーティストRagelowが常識に抗い、ペンで“怒り”を社会にぶつけ続ける理由。
Photo by LUI ARAKI
優しい声で「いらっしゃーい」と奥から顔を出すのは、「HATOS OUTSIDE」のオーナーの一人である望月 玲児郎(モチヅキ レイジロウ、以下Ragelow)氏。
Photo by LUI ARAKI
『100年先も評価される絵を描きたい』
アーティストとして活動しているRagelow氏は、作品ごとに違うテーマを設定してから制作に取り掛かるという。2006年には、葛飾北斎にインスパイアされ制作したという 『Survival Drive』を発表した。これは、現代のツールを用い、日本一周記録の旅をするというもの。移動距離34033km、計131日間にもおよぶ車泊と野営によるスケッチと写真での記録の旅。まさに「Survival Drive」と呼ぶにふさわしい大作のアート作品である。同年“THE NORTH FACE”の協力にて、“PANORAMA”よりアートブックとしてリリース。
Photo by SOICHIRO FUKUDA
Photo by LUI ARAKI
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また、これらに加え、Ragelow氏には現在取り組んでいる活動がある。