くらし情報『あの“冷戦時代の音楽密輸人”が日本へ。当時の超貴重映像とDJを体感せよ!(50名限定)Berlin Atonal×HEAPS』

2018年1月25日 09:00

あの“冷戦時代の音楽密輸人”が日本へ。当時の超貴重映像とDJを体感せよ!(50名限定)Berlin Atonal×HEAPS

その傍ら、マークは誰に頼まれるわけでもなく「豊かな西の音楽を東に届けなくては!」と使命感に駆られ、前代未聞の暴挙に出ていた。その暴挙を少しだけ紹介する(連載で知っている人は飛ばしてくれ)。(*1)西ドイツ生まれの前衛的・実験的音楽。Kraftwerk(クラフトワーク)やCan(カン)、Neu!(ノイ!)みたいなバンドが操るキテレツでプログレッシブな音が特徴。

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若かりし頃のマーク1. “カセットテープ密輸中毒”になる
国境をすり抜けるスリリングさに、ハマってしまったのでしょうか。当時の東では、ロックレコードを手に入れるのは至難のワザだ。エレキが市場に出回っていない。バンド演奏するためには適性検査に合格しなければならない。
どんどん型破りになる西の音楽シーンに比べ、東の規制は依然変わらず、国営レコードや検閲にパスした音楽だけがラジオの電波を独占していた。そこでマーク、西ベルリンのアパートでせっせとパンクやらディスコやら前衛音楽やらをカセットに詰め込み、先進的な音楽が禁じられた東に幾度となく“密輸”。目をギラギラ光らせる国境警備隊の関門を突破し(見つかったらブラックリスト入り)、東の友の手へと届けた。

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