「どんなサイズのモデルがいてもいい」。摂食障害を告白したモデルが日本の“モデル体型”の定義を変える
病状が落ち着いているときもあるが、摂食障害を克服するのには時間がかかるもので、闘いはまだ続いている。最近ファッションモデルとして本格的に活動を始めた彼女だが、ファッションが好きになったのも病気になってからで、モデル事務所にスカウトされたのもそうだ。さらに、初めてのファッションスナップは精神病棟から外出許可をもらって参加した。
ファッションが好きになったのは自分の病気がきっかけでした。原宿でスカウトされたのは5年くらい前でバイトをしていたときなんだけど、学校を辞めて自分には何もなくなってしまったという絶望感があって、そのときに出会ったのがおしゃれをすることで、バイトのない日は原宿に通っていて、そんな頃に竹下通りでスカウトされてのちにモデル事務所に所属することになりました
そんな彼女は昨年、モデル事務所に所属し続けるのではなく、フリーランスモデルの道を選んだ。フリーランスなら自分で受けたい仕事を決められるが、そのためには自分自身を自力で売り込んで仕事を見つけなければならない。また、体調管理も仕事を続けていくうえで必須なため、自分の病気と嫌でも向き合わざるをえなくなる。
今まではたとえば私が過食しちゃってそのままお風呂にも入れてなくて具合も悪くて、「ごめん今日無理なんだ…」