「どんなサイズのモデルがいてもいい」。摂食障害を告白したモデルが日本の“モデル体型”の定義を変える
ってドタキャンすることが多くて、でもそうするとやっぱり相手が「どうして?」「なんでこんなに体調悪くなるの?」って離れていってしまうことがありました。でもだからって今仕事をしていてドタキャンするわけにいかないから、自分で体調管理や自己管理をするようことが大事ですが、それでも急に過食したいという衝動に駆られてしまうこともあってすごく難しいですよね
そんな苦しさを感じながらも、モデルとして仕事をしていきたいと思わせてくれた出来事があった。それは初めてモデルとして仕事をしたフォトグラファーとの出会い。彼女がヌードで撮影したのは彼とだけで「今後ヌード撮影のオファーが来ても、ほかのフォトグラファーのだったら受けない」と断言するほど信頼をおいている。そんな彼とSNSを見ながら情報交換をしていたとき、顔のそばかすが特徴的な人気モデルのモトーラ世理奈が写った、日本のロックバンドRADWIMPS(ラッドウィンプス)のCDジャケット写真をたまたま見つけた美佳。すると同じ写真を見た彼に「それが君でもおかしくないよ」と言われ、今まで感じたことのないやる気が湧いたという。一般的にネガティブだった「そばかす」に対する印象をポジティブに変えたともいえるモトーラ世理奈のように、何か美に対する価値観を変えてやろう、と思ったのだろうか。