くらし情報『「便利だけど少し寂しい」。デジタルネイティブ、24歳の枝優花監督が“アナログに戻れる映画”を撮る理由』

「便利だけど少し寂しい」。デジタルネイティブ、24歳の枝優花監督が“アナログに戻れる映画”を撮る理由

自由に意見が言えるようにみえて、実は本当に言いたいことは言いづらい空気があって、そんな環境で育った子達は「自分はどうしたいか」という意思が驚くほど弱いと感じることがあります。そう話す彼女も、かつてはまわりの目を気にして、言いたいことが言えない少女だった。そんな自分を変えてくれたのが、他人の目を気にせず夢中になれる映画と、自分の才能に気づかせてくれる大人達との出会いだったと言う。映画「少女邂逅」の公開前に開催された写真展では、入り口付近に展示されたパネルにこんなセリフが書かれていた。“この世界で、何らかの接点を持つ人と出会う確率は24万分の1だという。そして友人と呼べる人と出会う確率が2憶4000万の1。さらに親友と呼べる人と出会う確率は24憶分の1。思いがけない巡り会いが何度も何度もやってくる”映画のタイトルに入っている「邂逅=かいこう」とは「思いがけない巡り会い」を意味する言葉だが、この言葉にはどんな思いが込められているのだろうか。


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映画は一番「人を映すことが出来る」メディアだと思うから

実は映画に関して自分のなかで納得できたという経験がまだ全然ないんです。作品が公開されて多くの人が観てくださって、時に褒めてもらえるのはもちろん嬉しいんですけど、それで満たされるということはまったくないです。

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