くらし情報『松坂桃李インタビュー 照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”』

2011年9月16日 14:09

松坂桃李インタビュー 照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”

「大学生の役ということで、自分が大学に通っていた頃を思い返して、自分の周りにもこういうヤツがいたな、と思い出しながら役を作っていきましたね。僕自身、大学の頃は熱くなれるものがなくて、この映画のように何か情熱をかけるものがあったら、と後悔するような思いもあるんです。本田はああ見えて実はすごく真面目な男。行動力もあるし、人の心の垣根を軽く超えていける。リーダーシップもあって、僕とは正反対のタイプです。演じる上で苦労したというより『いいな、こういうヤツ』という羨ましく思うような気持ちでした」。

とここで冒頭のやり取りへ。ついつい役柄から、松坂さんに明るくみんなを引っ張るリーダー像を想像してしまうところだが…。
なんせシンケンジャーのレッドまで演じていたのだから。
「いや、それは本当にたまたま役柄がそうだっただけで(笑)。負けず嫌いな性格ですが、人を引っ張っていくタイプではないですね。人との関係を作っていくのもちょっとずつ時間をかけて。本田みたいに軽々とは飛び越えられない。今回の映画の登場人物で言うなら甲太かな。誰かに引っ張ってもらいたい……ってそう言うのもどうなんだって感じですが(笑)」。本田と甲太を中心に学校建設のための資金集めに奔走するが、やがて少しずつ歯車が噛み合わなくなり、活動は空中分解寸前に陥る。

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