安藤政信インタビュー 10代20代を経ていま、感じる「生の感覚」
「現場で誰も携帯切ってなくて本番中に平気で鳴ったりしてた(笑)」という中華圏の現場での経験は確実に俳優・安藤政信に新たな視野をもたらしたようだ。改めて、鮮烈なデビューから15年を経ての自らの変化について聞いてみた。
「どうでしょう、あまり変わってない気もするし…(笑)。でも30を過ぎてから感情が豊かになった気はするかな。敏感になったし、人を許せるようになったというか。10代とか20代の頃は他人を許せなかったのが、もっと受け入れられるようになりました。演技の温度ももっと高くなっていると思うんだよね。攻撃的に行って傷つくのではなく愛の方向に向かっていくような…」。
少し照れくさそうに語る安藤さん。時に激しく、時に優しく。鋭さと温もりをもってこの男の中で静かに燃え続ける炎を感じてほしい。
(photo:Toru Hiraiwa/text:Naoki Kurozu)
■関連作品:
スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開
© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会
■関連記事:
高額の運送バイトの実態は…『スマグラー』手ぬぐいを5名様にプレゼント
鈴木えみ、人生初ゴスロリ衣裳に「上がりました!」