くらし情報『レオ×イーストウッド×ナオミ・ワッツが激論!『J・エドガー』超レア座談会<前編>』

2012年1月20日 18:47

レオ×イーストウッド×ナオミ・ワッツが激論!『J・エドガー』超レア座談会<前編>

公民権運動が起こり、国民が立ち上がる姿を目撃するけど、その変化に適応できなかった上に長く権力に居すぎたおかげで、アメリカとはこうあるべきという信念に固執し過ぎて自分への批判に耳を貸さなかった。その結果として、彼のキャリアが失敗に終わったというのが僕の意見だね。

――フーバーの下で働き続けるギャンディは献身と自己犠牲の人物としてとれますよね。

ナオミ:そうね、フーバーと違い彼女についてはほとんど情報はなかったわ。分かったことと言えば彼の下で50年働いたことと独身だったこと、仕事に人生を捧げていたということくらいね。だから、それ以外の人物像については、私たちが埋めていかなくちゃならなかったの。最初に脚本を読んだときに脳裏に浮かんだのは、『どうして彼女はこんな風に生きたのかしら?』という思いだったわ。だって、キャリアを追求して仕事に生きるなんていうことは当時の女性の常識から外れたことだったから。
きっと彼女は時代の先を歩いていた女性だったんでしょうね。周囲とは違う考え方や行動をする女性というのは、世の中の女性の刺激になるものだと思う。あと、フーバーがギャンディを見初めて求婚したということ、しかも、それが彼自身のためだけじゃなくて母親を喜ばせるためだったという設定も面白いと思ったわ。

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