【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人
日本の映画ファンのみなさんにとっておそらく驚きだったのが、この2人のノミネートではないでしょうか?助演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシー(『Bridesmaids』<原題>/上写真右)と、助演男優賞にノミネートされたジョナ・ヒル(『マネーボール』/上写真左)です。アメリカでは驚きでも何でもない選出なのですが、この2人の昨年の活躍には目を見張るものがありました。『Bridesmaids』は昨年最もヒットした映画の一本であるし、観た人に聞けば全員、メリッサがベストパートを演じていたと言うでしょう。彼女は本作に加えて、アメリカの人気コメディ番組「Mike and Molly」にも出演しており、数々の賞を獲得しています。
一方、ジョナ・ヒルは『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(’07)を始めとした数々の大作に出演する、いまハリウッドで最もホットな若手コメディアンの一人。彼は最近、大幅な減量に成功したのですが、これでジョージ・クルーニーやブラッド・ピットから主演男優賞を略奪できるかもと冗談を飛ばしているのだとか!とにかく、メリッサとジョナの2人はいま最も勢いに乗る注目スターなので、アカデミーが彼らを選出するのも全く不思議ではないのです。