マーク・フォースター監督インタビュー “男の中の男”ジェラルド・バトラーを語る
人はどんなに苦しくても『勇気』というものを持ち続け、信じ続ける生き物である、ということを学んだよ」。
ゲリラの襲撃により親を亡くした子供たちや、地雷により命を落とす子供たちを目の当たりにし、闘志を奮い立たされるサム・チルダース。チルダース本人曰く「自分が子供たちを救ったのではなく、子供たちに自分が救われた」というように、フォースター監督も「いつも感じることだが、子供たちとの仕事は驚きを与えてくれる」と言う。今回も撮影を行った南アフリカの子供たちにたくさんのパワーを与えられたようだ。
「出演してくれた南アフリカの子供たちはみな、演技は初体験だったが、驚くほどの自然体で状況に適応し、とてもリラックスして演じてくれた。見ていて実に美しい光景だったよ。撮影自体はすべて計画どおりに進んだので、披露できるほどドラマティックな逸話はなかったな(苦笑)」。
サム・チルダースという強烈な経歴の持ち主を演じる俳優に選ばれたのは、最近では肉体派俳優としての活躍が目立つジェラルド・バトラー。
本作で製作にも名を連ねるジェラルドについて、監督は“男の中の男”と認める。
「キャスティングの際に、観客が見ていて信じられる存在で、極めて男性的な俳優がいいと思った。