【シネマモード】『ヤング≒アダルト』に見る、「ギャップのある女」
(Photo:cinemacafe.net)
ギャップのある女性はモテるとか。クールビューティがふと守りたくなるような華奢な一面を見せるとき、童顔のキュートな女子が案外ナイスバディだと分かったとき、いつもキメキメのモード系女性のすっぴん顔が結構可愛かったときなど、ギャップが露わになったとき、クラッとくる男性は多いと聞きます。同性から見ていても、いつもはちょっと厳しい先輩がキャラクター好きだったり、甘いものに目がなかったりと、可愛いらしい弱点を見せられれば、親しみや好感を抱くもの。つまるところ、ギャップは、人を惹きつけるきっかけにもなり得るのです。
でも、こんなギャップの場合はどうでしょう。自分だけは、「まだまだ若い」「まだまだイケる」と思い込んでしまうこと。おまけに、「私だけが世界のヒロイン」で「他人は私を引き立てているだけ」とでも言いたげな女王様然とした態度をとってしまうこと。要するに、自分と他人との間で、本人についての評価や認識が大幅にズレているという意味でのギャップです。
これはかなりマズいはず。映画『ヤング≒アダルト』の主人公、メイビス・ゲイリーはまさにこの種のギャップの持ち主です。