「35歳の高校生」山崎賢人 高校卒業して俳優一直線「自分なりの“何か”を見つけたい」
山崎さんは「クラスの中で生徒たちは1軍、2軍、3軍に格付けされてるけど、実は阿久津はどこにも属してないし、善なのか悪なのかも分からない存在。序盤では演じる上で、何を考えているのか分からない、謎めいた感じやどこにも属さない“中間”のラインを出せればと考えていました」と語る。
だが、話が進むにつれて徐々に彼の存在が物語の様々な局面で重要な地位を占めることに。実は彼こそが生徒たちをランク付けする“学校裏サイト”の管理者であることも視聴者に明かされる。
先々週、放送された第9話で、これまでほぼ無表情だった阿久津が、亜矢子に向けて見せたゾッとするような冷たい笑みに戦慄を覚えたファンも多いのでは?ドラマの台本は少しずつ俳優に手渡されるが、山崎さん自身、第10話、そして最終回スペシャルで描かれる阿久津の変化を驚きをもって受け止めたという。
「それまでも相当、悪い奴だろうとは思ってましたし、頭が良くて敵に回したら怖い相手だなと思ってたんですが…本当にすごいこと、やらかしてました(笑)。これまで感情が一切見えてこなかった阿久津ですが、単に悪い事をやっているだけでなく、あることが彼にそうさせている。最終回に向けては序盤と違ってそういう彼なりの人間味を見せられたらと思いつつ…最後に暴れたいですね。