「35歳の高校生」山崎賢人 高校卒業して俳優一直線「自分なりの“何か”を見つけたい」
今回も同じクラスにいながら、直接の絡みは多くはないんですが、対極の立場にいるからこそ話してて面白いです。『正光って結局、子どもだよね』とか話してます。ライバル心?うーん…それはないかな、『すごいな』と思う瞬間はいっぱいありますけど。特に今回の現場はみんなから刺激を受けてますね」。
自身、この春に高校を卒業したばかり。“スクールカースト”やら“裏サイト”やら、ひと昔前には聞いたことのなかった言葉が続々と登場し、少し年上の視聴者からすると「いまの学校ってこんなに怖いの?」と思ってしまう。しかし、山崎さんは「登場人物の気持ちで共感できる部分はいっぱいありますね」とも。
「僕自身はサッカーして、友達と授業中に騒いで怒られたりしながらも楽しく過ごしてました。
仕事と学校生活は高校の頃から両立していましたが、どこか漠然とやっていた気はします。悶々とする気持ちというか――やりたいことをやって、勉強もして楽しく過ごしているけど、何かが心に引っかかってモヤモヤしている、そんな感じはありましたね。『そんなもんなのかな』と思いつつ…」。
卒業後に役者一本でやっていくと決断する「これ」という瞬間があったわけではない。