くらし情報『【インタビュー】榮倉奈々 『娚の一生』で魅せた「これまでと違う私」』

【インタビュー】榮倉奈々 『娚の一生』で魅せた「これまでと違う私」

何か新しいことに踏み出すときに尻込みしてしまう。そういうつぐみちゃんの気持ちはすごく理解できたし、演じながら(海江田との)理想的な恋愛をしていくつぐみちゃんが羨ましくもありました」。

その羨ましさのなかにあるのは、豊川悦司さんの演じる海江田の大人の包容力。「練習のつもりで僕と恋愛してみなさい」「僕は君をひとりにはせえへんで」「恋なので、仕方ありませんでした」といった、真っ直ぐな愛の言の葉に女性はグッと心をつかまれる。そして「原作にもある印象的なシーンなので、映画でも絶対に入ってくるだろうなとは思っていました」と言うのは、“足キス”のシーン。唇と唇のキスシーンよりもエロティックで、つぐみの表情がなんとも艶っぽくて、スクリーンからつぐみの鼓動を感じような息を止めてしまうほどのドキドキがそこにはある。

「そのシーンの撮影日はスタッフさんたちが、気を遣ってなのか少しソワソワしていて、逆にそれが恥ずかしかったです(笑)。でも、ああいういうシーンはそういうものだなって思うし、実際、私も緊張していました。
映画のなかで2人の気持ちが一番近づいたときに、マニュアル通りにいかない恥ずかしさとか大人の恋愛の距離感ゆえに足にキスなのかなって、私はそういう解釈でした。

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