2015年10月7日 20:00
【インタビュー】岡田准一、『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』を通じて見えた素顔
繋げていくことで、まるで会話をしているかのような表現になるんです」。鍛錬を重ねたタスクフォースと検閲実行部隊・メディア良化隊との攻防戦は、日本映画であることを忘れるほどの迫力だ。
一方、岡田さんが自分に課したのは、格好良さではなく教官としての貫禄。アクションにおいてもドラマ部分においても、そして見た目においても“貫禄”を追求した。
「1作目は“王子様”というキーワードがありましたし、世界観も「昭和」から「正化」へと歴史を進めた近未来の日本というパラレルワールドなので、芝居もアクションも意識したのは格好良さ。動きがキレイに見えるように意識していました。それが2作目では、笠原との関係性も変わってくることもあり、王子様的存在からそっと見守る存在へ、世界観もよりリアルなものが求められました。それが前作との違いで、『THE LAST MISSION』の特徴です。
格好いい堂上になるなら身体は絞った方がいいに決まっているんですが、今回は貫禄が堂上のテーマ。ちょうど撮影前に大河ドラマ『軍師官兵衛』をやっていて体重を増やしていたので、そのまま落とさずに臨みました」。
とは言っても、貫禄を手にしたことで、より大人な格好良さを放っているのが岡田さんのすごいところ。