2016年1月25日 16:00
【美的アジア】ハン・ヒョジュが語る“本物の愛の見つけ方”…『ビューティー・インサイド』
とずっと考えていました。監督もラストシーンは特にこだわっていて、「この映画の意味を込められるようなセリフを入れたいね」とおっしゃっていたので、監督と一緒に直前までずっと悩んでいました。
そして出てきたのが「毎日違った姿でもかまわない…」と続くイスの一連のセリフなのですが、この言葉にはこの映画が持っている意味が内包されているような気がして、監督も納得してくださいました。
――本作は愛の作品、外見と内面、見えるものと見えないものをストレートに扱った作品だと思いますが、この作品を通してヒョジュさんも愛について深く考えたりされましたか?
「ヒョジュさんだったら、毎日姿が変わる男性を愛せますか?」という質問は韓国でもよく聞かれました。その中で必ずこう答えていました。「映画を撮る前は愛せないと思っていました。でも、映画を撮り終わった後は愛せるような気がします」と。
映画の中で私もイスの気持ちを経験しましたし、その時間の中で数多くのウジンと出会い、そしてそれぞれ違ってはいるけれどみんな魅力があると思えたんです。
それになによりも大切なのが「姿が違っていても、その中にある共通した変わらない部分、共感できる部分がひとつでもあれば愛せるんじゃないか」