2016年8月25日 12:45
渡辺謙、『怒り』がトロントほか海外映画祭へ!「誇りをもって、日本代表として」
2010年の『悪人』で、深津絵里が第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門最優秀女優賞を受賞、日本でも興収20億円の大ヒットとなり、第34回日本アカデミー賞主要5部門を受賞をした原作・吉田修一×監督・李相日のコンビ。このほど、そのチームが再集結し、渡辺謙をはじめとする豪華実力俳優陣で贈る意欲作『怒り』が、第41回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門、加えて第64回サン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門へ出品されることが決まった。
八王子で発生した陰惨な殺人事件。被害者のものと思われる血で書かれた「怒」の一文字と、逃亡を続ける犯人。1年が経過しても犯人の有力情報は得られぬまま、事件から生まれた疑いが日本中に広まり、人々の“信じたい”気持ちに歪みを与えていく。前歴不詳の3人の男と出会い、距離が縮まる3組の登場人物。信じたはずが一度生じた疑いから逃れられず、“信じる” “疑う”の対極の感情の間で揺れていく。行き着く先は救いか破滅か。
信じた先の“怒り”は凶行を生み、思わぬ形で殺人事件を解き明かしていく――。
主演の渡辺さんをはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡といった豪華キャスト陣がそれぞれ新たな境地を開いた本作。