2016年12月8日 14:30
【予告編】R18指定でも上映ギリギリ!? パク・チャヌク最新作『お嬢さん』解禁
『オールド・ボーイ』で第57回カンヌ国際映画祭・審査員特別グランプリ、『渇き』で第62回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、その後の『イノセント・ガーデン』ではハリウッドへ進出したパク・チャヌクの集大成ともいえる本作は、韓国本土では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新し、アメリカ、フランスでも成人指定映画ながら異例のヒットに。
「当時、韓国のインテリたちは日本の帝国主義的支配が永久に続くと思っていました。日本文化を信奉し、溺愛し浸っていたのです」とパク・チャヌク監督が語る通り、本作は、日本語のセリフも多様され、日本パートも一部、三重県で撮影された。卑わいな春画も多用され、彼らの淫靡な趣味も垣間見ることができる。本作の予告編制作にあたっては、官能的なシーン、ベッドシーンのいくつかは映倫と本国韓国によりカットに。その過激で生々しい“本当にヤバイ”シーンの数々は、劇場でしか観られないことになる。
また、本作は賞レースでも大きな注目を集めており、12月4日(現地時間)に発表されたロサンゼルス映画批評家協会賞の外国語映画賞と美術賞を受賞し、韓国映画としては史上初の2冠に輝いた。5月のカンヌ映画祭でも、美術監督のリュ・ソンヒが美術・音響・撮影などで卓越した技術が見られる作品に与えられる「バルカン賞」