二階堂ふみ、キム・ギドク監督最新作を絶賛「しっかりトラウマを与えてくれる」
今年、第73回ヴェネチア国際映画祭にてワールドプレミア後、日本では第17回東京フィルメックスのオープニング作品(11月19日に開催)として上映されることが決まるとチケットは即完売。TOHOシネマズ日劇1の大会場を埋め尽くした観客の熱がいつまでも冷めず、大きな盛り上がりを見せていた。
そして、いち早く本作を鑑賞した著名人たちからも、キム・ギドクのゆるぎない視点と、そこから広がる新たなギドクワールドへの熱いコメントが続々と寄せられている。
<コメント・順不同>
■二階堂ふみ(女優)
激しくて痛くて哀しい、そんな世界が彼の眼から突き刺さる。血をみれば寒々しい海をおもいだし、涙をみれば心の奥が熱くなる。キム監督、いつだって貴方の映画は私たちにしっかりとトラウマを与えてくれるのです。
■杉野希妃(女優、映画監督、プロデューサー)
人の幸せを守るべき国が、ときに人の尊厳を踏みにじる。体制に翻弄される人たちの悲劇は私たちの話でもあるのです。
キム・ギドクの覚悟と叫びをストレートに感じられる必見の超力作!■行定勲(映画監督)
とにかく役者が素晴らしい。南北問題の哀しみをディフォルメしたシナリオを優れた俳優たちが体現している。