2017年4月23日 15:00
【シネマカフェ的海外ドラマvol.364】若者が抱える闇に切り込む「13の理由」
が重なって訪れるのだということを示すのに適した長さだからです。また、「13の理由」は音楽も秀逸で、たくさんの「あのとき」と様々な楽曲がリンク。ハミルトン・リーサウザー+ロスタムの「A 1000 Times」がハンナとクレイの運命の瞬間を包めば、決意するハンナのバックに流れるのはウルトラヴォックスの「Vienna」。ジョイ・ディヴィジョン、エリオット・スミスからセレーナによる「Only You」のカバーまで、クレイたちの「いま」の中でも音楽が意味を持ち、鑑賞後も頭の中で鳴り響く楽曲の数々がドラマの力を物語っています。
「13の理由」に併せ、作品の意義についてスタッフやキャストが語るメイキング番組「13の理由 現代が抱える社会の闇を考える」もNetflixで配信。「現実を映し出し、人の助けになる作品を作りたかった」というセレーナのメッセージ共々、年齢や性別に関係なく、大勢の人たちの目に留まってほしいドラマです。
(text:Hikaru Watanabe)
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