2017年12月31日 16:30
映画界にも90年代リバイバルの流れ? アラフォーのノスタルジーを呼ぶ作品が続々
これらの作品、映画でも原作の90年代を舞台にしているのか?それともあくまで現代に置き換えて描かれるのかは不明ですが、90年代回帰による30代、40代の客層の取り込みはもちろん、主人公たちは10代の若者たちということで、従来の青春映画同様に、若い観客層がターゲットであることは間違いありません。『ママレード・ボーイ』に関しては、2013年より「ママレード・ボーイ」の13年後、光希&遊の妹と弟を主人公にした「ママレード・ボーイ little」が雑誌「Cocohana」(集英社)にて連載されており、若い読者層で映画化を楽しみにしている人も多いでしょう。また原作や時代背景は知らずとも、純粋に吉沢亮(どちらの作品にもメインで出演!)の青春映画、ラブストーリーが楽しみで映画館に足を運ぶ10代も多いかと思います。
30代、40代のみならず、若い層をも巻き込む形での映画界における90年代回帰がどんな結果をもたらすことになるでしょうか?今後、さらにこの流れが加速するのか否かも含め、注目です。
(text:Naoki Kurozu)
『踊る大捜査線』映画最新作は2部作で公開 最新映像では室井慎次から衝撃の一言