ディカプリオの再来!? 若手俳優デイン・デハーンの鬱屈した美貌を君はもう体験したか?
その一方で、病魔に侵され人としての道を踏み外していく、邪悪で薄幸なヴィラン(悪役)を堂々と演じ切った気迫にも拍手を送りたい。
『ライフ・アフター・ベス』…思い込みが激しい一途なイケメン
その憂いを帯びたルックスから、心に闇を抱えた複雑な人物を演じることの多いデハーン。しかし亡くなった恋人がゾンビとなって蘇ってくる『ライフ・アフター・ベス』(2014年)では、意外にもコメディアンの素質を感じさせるコミカルな役柄に挑戦している。
ベスの死を悲しみ、生前のベスとの仲たがいを後悔して思い悩むデハーン演じる主人公ザック。悩める男の色気漂う風情や、墓から戻ってきたベス(オーブリー・プラザ)との熱烈ラブシーンは完璧イケメン!
その一方で、夏なのにベスの形見のマフラーを首に巻いて生活したり、「愛しているよ」と言いながらもゾンビ化していくベスの腐敗臭に顔をしかめたり~と、そこはかとない笑いを感じさせる演技は絶品。ベスとの散歩に出かけるシュールな姿は“ツボ”なので、ぜひ鑑賞してもらいたい。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』…チャラ男にしてスゴ腕エージェント
同じくデハーンの普段あまり見られない姿が味わえるのが、人気カリスマモデル、カーラ・デルヴィーニュと共演したリュック・ベッソン監督作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017年)。