2018年12月6日 17:47
【インタビュー】岡田准一×妻夫木聡 遠くて深い? ”同級生”2人の関係性
噛み合っているようで噛み合ってないようで…というのが面白かったし、それは積み重ねてできるものじゃなくて、自然現象で起こってて、もしかしたら互いが意識してそうなったのかもしれない。仕掛けてやってるわけじゃないし、得てして仕掛けて作るものほど意外と面白くなくなることが多いんです。そのへんが、映画をやってて生まれる面白さであり、うまいこと空気感を作り出せたんじゃないかと思います」。
製作報告会見が行なわれたこの日の時点で、映画は完成しておらず、中島監督の手で鋭意制作中。2人とも完成した作品を見ていなかったが、楽しみにしているシーンを尋ねるとこんな答えが。
「自分が出ていないシーンの方が楽しみですね。妻夫木くんがどうなるのか? 全てを見た後で、(映画前半の妻夫木さんの)笑顔がどう見えるのか?」(岡田さん)
「最後がどうなっているのか? 映画自体、どんな結末に向かうのか? 自分が出ているくせに謎なので(笑)、気になってます!」(妻夫木さん)
16年を経ての2人のスクリーンでの対峙に注目してほしい。
(text:Naoki Kurozu)
■関連作品:
来る 2018年12月7日より全国にて公開
©2018「来る」製作委員会
『哀れなるものたち』マーク・ラファロ、弁護士ダンカンは「本質は怒れるナルシシスト」