【ネタバレあり】『コンフィデンスマンJP』騙された人へ…キャスティング&映画のトリックについて脚本家・古沢良太に訊いてみた
そこをちゃんとやらないと、説得力が欠けて、最後の最後でひっくり返せなくなる。ターゲットについて、ドラマでもそうでしたが、だまされて痛快だと思ってもらえるキャラクターに作り上げました。
――ダー子に弟子入りするモナコ(織田梨沙さん)の存在については、いかがですか? 裏ではジェシーとつながっていたわけですが…。
長澤さんに「今度の映画で何をやりたいか?」と聞いたところ、「若い詐欺師の女の子に、おばさんって言われたら面白い」って言っていて、それが頭に残っていたんです。だったら、ダー子に弟子入りさせようと。もし、モナコの正体を見破る人がいたとすれば、それはもう、あっぱれというか(笑)。
――小栗旬さんの“チョイ役”出演も話題になっています。
詳しい経緯は知らないんですが、きっかけは長澤さん、ダー子さんの力なんです! 小栗さんが演じるのは、ニセモノのダイヤを作る職人役で、これはもともと脚本にあったキャラクターです。
――最後に『コンフィデンスマンJP』シリーズにとって、劇場版「ロマンス編」はどんな位置づけになりましたか? そして、ファンなら誰もが「続きを見たい!」と期待する続編について、どんな思いか教えてください。