くらし情報『【インタビュー】柄本佑、“映画”という大きな世界を変幻自在に泳ぐ』

【インタビュー】柄本佑、“映画”という大きな世界を変幻自在に泳ぐ

10000円の価値がある映画を1800円で観れた、こんなもん50円だ、それを1800円も払って観ちゃった。そういうことも含めての“映画館で観る”なんですよね」

まさに生粋の“映画好き”ならではのコメントではないだろうか。そんな柄本さんのオールタイムベストは『フレンチカンカン』(1954年製作のフランス映画。ジャン・ルノワール監督・脚本)なのだとか。

「好きな映画はその時や気分によっても違うんですけど、改めて観て、これが一番好きだなって思うのは、やっぱり『フレンチカンカン』です。劇場でやる度に観に行って、“あの映画は本当に面白いのかな”って毎回疑いながら行くんですけど、やっぱり毎回“傑作だな”って思う。この映画の持つ大きさ、大らかさ。圧倒的な嘘を見せてくれるところ。
やっぱり映画ってでっかいですよね」

その大きな“映画”という世界を変幻自在に泳ぎ続ける柄本佑。これからも、俳優として硬軟自在な姿を見せてほしい。

(text:Ai Takatsuka/photo:You Ishii)

■関連作品:
火口のふたり 2019年8月23日より新宿武蔵野館ほかにて公開
©2019「火口のふたり」製作委員会

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