2019年8月21日 17:00
佐藤二朗が父親役、緒形直人&菊池桃子は夫婦役に『エンジェルサイン』11月15日公開
セリフなしの作品ゆえに「演技に悩みました」(緒形さん)、「手探りでわからないことも多かった」(菊池さん)と戸惑いもあったという2人。しかし、緒形さんは「セリフがない分、心の動きを表現できる喜びがあって、逆に想像力を働かせながら観ていただけるんじゃないかと思います」と言い、菊池さんも「言葉を使わないことで、より心に焦点があたるという感覚は、不思議で素敵なものでした。この新しい挑戦に参加できたことは幸せなことです」とコメントしている。
そして佐藤さんは、父親役で『父の贈り物』に出演。本作では、幼くして母を亡くした娘に父親が贈ったロボットが、父亡き後に起こした奇跡の物語を描く。
佐藤さんは「セリフがないからこそ世界中の人に理解してもらえるという試みがとても面白くて」と本作への参加理由を明かし、「実際に演じてみて、普段、言葉に依存しているということに改めて気付かされました。共演した娘役のニーンちゃんは偶然にも息子と同じ7歳ということもあり、愛おしくて仕方ないです。(笑)」と撮影をふり返っている。
そのほか、タイ製作『空へ』は病気で飼い犬を亡くしたことが理解できない幼い少女に起きる奇跡の物語を、ベトナム製作『30分30秒』は出産を目前にして命を落としかける妊婦とその前に現れた死神との物語を、そしてインドネシア製作『故郷へ』は必ず戻って来ると約束して戦地に赴いた父と残された娘による奇跡の物語を描く。