ホアキン・フェニックス、“愛を求める”ジョーカーのように追求する俳優人生
の意味だが、むしろ家族愛と正義という名の復讐の物語。1988年のニューヨーク・ブルックリンが舞台で『ジョーカー』の世界と近しい空気感がある。ホアキンの繊細な演技はもちろん、エヴァ・メンデス(現在はライアン・ゴズリング夫人)とのラブシーンにも注目。
ルーニーに振られ、スカヨハのAIに恋…
『her/世界でひとつの彼女』(2013)
ホアキン演じる主人公セオドアが、自身に最適化された最新AI型OS“サマンサ”を利用するうちに恋に落ちてしまう設定と、その声の主をスカーレット・ヨハンソンが演じたことで話題に。スパイク・ジョーンズ監督が自ら手がけた脚本はアカデミー賞に輝いた。婚約者のルーニー・マーラとの初共演作だが、演じたのは離婚調停中の妻…。彼女への想いを引きずりながら、AIに恋していく孤独な男をとてもナチュラルに演じたホアキンがキュート。
肉体からキャラクターを表現する…
『ビューティフル・デイ』(2017)
『少年は残酷な弓を射る』のリン・ラムジー監督のもとトラウマを抱えた退役軍人の殺し屋を演じ、第70回カンヌ国際映画祭男優賞に選ばれ、ラムジーも脚本賞を受賞した。その男は行方不明の少女たちを捜し出し、ハンマーを手に関係者はすべて消すのが仕事。