【映画と仕事 vol.1】SNSを駆使した映画プロモーション コアなファンの“熱量”を見極め寄り添う
その方もいる中で、私がみなさんの前でその作品の魅力をプレゼンしたんですけど…。
――プレゼン…?それも仕事を受注するためではなく…。
単に上映前に「このシリーズの魅力、見どころはこういうところですよ」と(笑)。うちの会社は、よくそういうことをやるんですよ。“推しプレゼン”と言ってるんですけど、やはりみんな“宣伝マン”ですから、自分が好きなものの魅力を「伝えたい」って思いが強いんですよね。自分の仕事と関係なく、好きなアイドルだったり、ドラマだったりを持ち時間を決めて、プレゼンするんです。――その後、その作品のWEB宣伝を担当することに?
はい。その後、正式に依頼をいただきまして、やはりその作品もSNSの熱量の高い作品なので、その魅力をわかっている人間に担当してもらいたいということなのではないかと。
そういう受注の経緯もあったので、普段はSNSもパブリシティも、複数の決まったチームがあって、そのチームごとに作品を担当するんですが、その作品に関しては、“有志連合”という形で、チームを横断してそのシリーズを好きな人間でチームを組んで担当しています。
――「好き」を見事に仕事につなげていますね。