【映画と仕事 vol.1】SNSを駆使した映画プロモーション コアなファンの“熱量”を見極め寄り添う
すごくありがたいことですね。そもそもSNSの担当自体、SNSを好きでなかったら難しいと思うんです。そういうのって受け取る側はわかりますから。そのうえ、自分の好きな作品を担当できるというのは幸せですね。
もちろん、コアなファン以外にも届けないといけませんから、そこはせめぎ合いでもあります。でもやはり、根底で作品を支えて、SNSで熱を発してくれるのはコアなファン層ですから、そこをきちんと見極めていくことが重要ですね。
SNSは宣伝方法だけでなく映画作りそのものを根本から変えうる!
――改めてSNSのパブリシティの仕事の魅力、やりがいについて教えてください。
SNS上で施策を投入して、それがワーッと盛り上がるのは嬉しいですが、その盛り上がりがどこまで実際の映画館への動員につながったかというのが不透明で、なかなか達成感を得られないというのはあるんですよね。
もちろん、フォロワーの増加やRTは数字として見える部分ではあるんですが…。
そこに関して、ある作品の宣伝を担当したとき、公開後に劇場でアンケートをとって「何から情報を得て、この映画を見に来たか?」という項目があったんです。そこで「SNS」