2020年8月4日 19:00
「椿の花咲く頃」ラブコメ×サスペンスに隠された心に沁みるメッセージ
「惚れた」「沼にずぶずぶ」といった声が相次ぎ、注目度急上昇中だ。
2006年、ミュージカル「天上の時計」でデビューした彼は「ミュージカル界のアイドル」と呼ばれながら舞台とテレビを行き来し、2014年のtvN「ミセン-未生-」で主人公チャン・グレ(イム・シワン)の優秀なインテリ同期チャン・ベッキ役でブレイク。「2PM」ジュノやキム・ウビンと共演した映画『二十歳』では等身大の若者に、実在の音楽喫茶を舞台にした『セシボン』ではミュージカル仕込みの伸びやかで力強くも優しい歌声を披露して評価を集めた。
現在放送中の日本のドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」の原作『ミッドナイト・ランナー』では理論派のカン・ヒヨルを好演、時代劇「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」ではIUをめぐってイ・ジュンギと三角関係になる文武両道のプリンスを演じた。
クールなメガネの知性派から生真面目な優男まで巧みに演じ分けてきたが、兵役後の復帰作となった初主演ドラマ「椿の花咲く頃」のヨンシクは、インタビュー映像などから覗く彼の素顔に最も近しく感じられ、オンサンのような港町でひょっとしたら出会えるんじゃないかと思えるくらい、リアルな人間味に溢れた役柄で、間違いなく彼の代表作となった。