次世代のスター&映画作家の宝庫…「A24」作品に注目
カンヌ国際映画祭「批評家週間」で上映された『セインツ-約束の果て-』のデヴィッド・ロウリー監督、ケイシー・アフレック&ルーニー・マーラが再結集。妻を遺して亡くなった男がシーツを被ったゴーストとなって彼女を見守る…そんな古典的手法でのファンタジックな物語かと思いきや、思いがけない着地がクセになる。ロウリー監督は『千と千尋の神隠し』にインスパイアされたとか。
ロバート・パティンソンの新境地『グッド・タイム』(2017)
『神様なんかくそくらえ』のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が「A24」と組み、ロバート・パティンソンを主人公のホワイトトラッシュの青年役に迎えたら唯一無二の傑作が生まれた。知的障がいを持つ主人公の弟を演じるのはベニー監督。さらにひと皮向けたパティンソンは「A24」作品『ハイ・ライフ』『The Lighthouse』や、『TENET テネット』『The Batman』(原題)などで躍進中。サフディ兄弟は続く『アンカット・ダイヤモンド』も好評を得た。
新星女優の無邪気さに注目『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)
ディズニー・ワールドのすぐ近くのモーテルで母と共に暮らす6歳の少女の目線から貧困を描いた。