『マイ・マザー』で鮮烈デビュー、様々な世代から支持されるグザヴィエ・ドラン監督の作品年表
【監督・脚本・衣装・編集・出演】
ストーリー
モントリオールの広告代理店で働くトムは、交通事故で死んだ恋人ギョームの葬儀に出席するため、実家の農場に向かう。そこには、ギョームの母アガットと兄フランシスが暮らしていた。
トムは到着してすぐ、ギョームが生前、母親にはゲイの恋人である自分の存在を隠していたばかりか、ガールフレンドがいると嘘をついていたことを知りショックを受ける。さらにトムは、フランシスからギョームの単なる友人であると母親に嘘をつきつづけることを強要される。恋人を救えなかった罪悪感から、次第にトムは自らを農場に幽閉するかのように、フランシスの暴力と不寛容に服していく…。
★Pick up!
cocoユーザーの声
秀逸の出来栄えのサイコスリラー。静寂の中で高まる緊張感に最後までゾクゾク感が止まらない。なまじなホラー映画よりずっと怖いフランシスの狂気とトムの恐怖。
ドラン監督は天才だわ
『トム・アット・ザ・ファーム』 嘘 暴力 抑圧 不穏な空気 不在の存在 そして息苦しいほどの官能 サスペンスドラマとしての定形や、あからさまな隠喩の陰にある、解ける事のないいくつかの謎 そのアンバランスな危うさに魅了される
カンヌ審査員賞!『Mommy/マミー』(’14)