2020年10月19日 11:50
二宮和也『浅田家!』ワルシャワ国際映画祭で受賞「人から人へ気持ちが伝わった」
二宮和也主演、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督による映画『浅田家!』が第36回ワルシャワ国際映画祭にて最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)を受賞、邦画作品では初の受賞となった。
10月9日(金)~18日(日)の間、開催されていたワルシャワ国際映画祭は1985年の初開催以降、2009年に国際映画製作者連盟公認の映画祭となり、カンヌ、ベルリン、ヴェネチア、さらにロカルノ、サン・セバスティアンなどと並び、ヨーロッパの中でも重要な映画祭の1つとして知られる。
本作のプレミア上映は、現地時間10月14日にワルシャワ市内の映画館マルチキノ(キャパ366席)で上映されており、観客の反応は良く、中には「中野監督にお礼を伝えてください」という観客もおり、多くのシーンで笑いが巻き起こっていたという。
また、今回の授賞理由についてある審査委員は、「本作は、現在の混沌とした時代にこそ必要とされる希望に満ちた、非常に感動で楽しい作品でした。誰もが大きな心を持ち、純粋な夢を決して諦めない、ユニークなある家族の悲しみと喜びの描写が素晴らしく、私たちは最優秀アジア賞(NETPAC賞)を授与いたします」とコメントしている。