2020年11月18日 17:00
有村架純&林遣都、壊れかけた“世界”を新しく作り直していく運命の恋「姉ちゃんの恋人」
だからこそ、彼女を責めることもできず、母や亡くなった父の人生までも変えてしまったことに、真人はただ自分だけを責めてきた。
真人の贖罪は、桃子が想像しているよりもはるかに重く彼にのしかかっている。そんな真人の胸の内など知るよしもなく、バーベキューWデートの直前、弟たちに「大丈夫、姉ちゃんは幸せにしかならないから」と言葉をかけていた桃子。第4話ラストでは、自分にとっての意味で「起きてしまったことは変えられない」と語る桃子が、「私と付き合ったらどうですか」と真人に告白したが、いまのところ彼が応じるとは思えない。この世界では、なぜこれほどまでに不公平で、残酷な仕打ちが起きるのか。桃子と真人ならば、そんな世界でもちょっとずつ作り直して、生き直すことができるのでは?そう希望を託したくなるのだが…。2人の恋の行方を、ただ引き続き見守っていきたい。
(text:Reiko Uehara)
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