くらし情報『プレゼンの連続!過酷なコンペティションを経て…ハリウッド在住の日本人デザイナーが語る映画ポスター制作』

2021年1月21日 17:40

プレゼンの連続!過酷なコンペティションを経て…ハリウッド在住の日本人デザイナーが語る映画ポスター制作

また、タイトルは出せないんですが、私の案が採用されて、いま公開に向けて準備している作品もあります。その他、『シカゴ7裁判』、『ジョーカー』、『Candyman』、『Charm City Kings』、『ザ・ファイブ・ブラッズ』、『JUDAS AND THE BLACK MESSIAH』、『サイレンシング』、それからドラマシリーズですが、HBOの「Lovecraft Country」(邦題:ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路)や「ウォッチメン」などのコンペにも参加しましたが、最終的に私のデザインは選ばれませんでした。

――この仕事にやりがいや喜びを感じる瞬間は?

やっぱりアイディアが採用された時ですね。苦労して、苦労して、苦労して…「まさか」と思いつつ最終ステージまで残って、ようやく仕事を取れた瞬間は嬉しいです。でも、だからって私にボーナスが入るわけでもないんですよ(笑)! さっきも言いましたが、コンペティションで案を出すだけでも会社にはお金が入ってきて、勝てばさらに大きな額が払われるはずなんですけどね。

――ちなみに報酬は固定給なんですか?

そうです。年俸制ですね。残業代も出ないです(笑)。

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