くらし情報『【インタビュー】俳優としての覚悟と進化、グラデーションを見せる土屋太鳳』

2021年2月1日 11:45

【インタビュー】俳優としての覚悟と進化、グラデーションを見せる土屋太鳳

と、正義感をのぞかせた。

そうした物語の終盤に小春が取る行動は、大悟や子どもを愛するがゆえ、家族の一員として受け入れられたいがゆえの、切実な気持ちから発するもの。大事な人を守りたいという気持ちに関しても、土屋さんは理解を示す。「自分の好きな人が傷ついた、となったら“私は許さない”と思うかもしれないです。姉とか弟、父や母、周りの大切な人に嫌なことがあったときは、どこかで許せない感が…出てしまいます。その相手に何かしてやろうとか、具体的にそういうわけではないんですけどね、そう思っちゃいますね」。

波紋を呼びそうな作品が、世に放たれる。同時に土屋太鳳という俳優の真価をまた、世間が知る一作にもなる。


「『哀愁しんでれら』は、最後ああいうことが起こるまでの過程を、やっぱり観てほしいと思います。自分の中で、どこかに押し殺している気持ちや不安に思っている気持ちって、あると思うんですね。幸せになりたいと思うと、イコール結婚、子どもと考えてしまいがちですけど、…私もそういうところはあるんですけど、そこには壮絶な戦いがあるのかなと思います。この作品を観て、“自分はこういう形の幸せになりたい”と、自分なりのものを見つけてもらえたらいいな。

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