【インタビュー】エル・ファニング、監督&製作業でも存在感増す 躍進の裏に「家族の支え」
監督たちとのコラボレーションが、血となり肉となり、いまの自分を作っている――。エルにとっては、もの作りは決して“独り”ではないのだ。
「私は、映画学校にも通っていないし、技術的なトレーニングも受けていないんです。その代わり、セットを“教室”として、一緒に仕事をした監督たちから多くを学んできました。そして、その関係性は幸運なことに、いまだ続いているんです。私が監督をしたい、何かを創造したいと思ったとき、いつでも質問できる場所にみんながいてくれる。そしてそのことを、私自身が知っている。それってすごく素敵なことだと思うんですよね」。
グッチとコラボした短編で念願の監督デビュー!
「いまは、監督をしたい気持ちがすごくあるんです!」とはつらつと語るエル。「でも、大作を監督するのはプレッシャーを感じてしまうし、飛び込まなくちゃいけないとはわかっているんだけど、ちょっと怖い気持ちもあります(苦笑)。自分にとって、どうしても語りたい“正しい物語”を見つけるのが先だとは思っています」。
創作への衝動を抑えられないのか、くるくると表情が変わるさまがほほ笑ましい。そんな彼女の、新たな挑戦となったのがグッチとコラボレーションした短編『Gucci Always Wins』。