くらし情報『【映画と仕事 vol.9 前編】Netflixの人気作にも参加! “ワードローブ・スーパーバイザー“として活躍中の日本人が語るアメリカの撮影現場』

2021年7月8日 09:30

【映画と仕事 vol.9 前編】Netflixの人気作にも参加! “ワードローブ・スーパーバイザー“として活躍中の日本人が語るアメリカの撮影現場

(Costumes)には2つのグループがあります。ひとつは「衣装」(Costume)チームで、作品の中で俳優さんが着用する衣装を選び、調達するチームですね。デザイナーをはじめ、テーラー、それから染物やダメージ加工などを行なうエイジャー・ダイヤーといった人たちが属しています。

もうひとつが、私が属している「ワードローブ」(Wardrobe)チームで、現場を円滑に回すためのチームであり、現場の俳優さんの衣装まわりのお世話や、トレーラーにある衣装の管理などを行います。衣装の製作や選定などには一切関わりません。「ワードローブ」チームの責任者がワードローブ・スーパーバイザーです。

スーパーバイザーとしての具体的な仕事は、まず経費の管理ですね。例えば、現場で使用される靴下や下着、ワードローブ内で使うハンガーや衣装を運ぶガーメントバッグなどの総額を計算し、事前にプロダクションに必要な予算を提出しますし、人件費の管理もそこに含まれます。
部下であるコスチューマー(※仕事の詳細は後述)、場合によっては現場で縫い子さんが必要になることもありますが、そうした経費もワードローブに含まれます。

そうしたお金の管理に加えて、スタッフの管理も私の仕事です。

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