2021年7月8日 09:30
【映画と仕事 vol.9 前編】Netflixの人気作にも参加! “ワードローブ・スーパーバイザー“として活躍中の日本人が語るアメリカの撮影現場
「私もこの中に入りたい!」と思いました。実際、学生時代にダンスやチアリーディングをやったりもしたんですが、ダンサーになれるかというとそれはないな、と(笑)。でも衣装のことなら何かできるかもしれないと思い、大学時代もチアの学園祭やイベントの衣装を選んだりとか、作ったりしていましたね。
――大学卒業後の進路は?
大学はファッションとは関係ない学部だったんです。3年時に同時にファッションの専門学校にも通い始め、デザインやスタイリングを勉強しました。卒業後は、普通に国内で就職しました。ハンドバッグや企業が出すノベルティや雑誌の付録のデザインをしていたのですが、2年半ほどでその会社でできることはひと通りやれたかなという思いもありました。
学生時代からずっと留学したいという気持ちも漠然とあって、当時は20代の半ばでしたが「行くならいましかないかな?」という思いもあり、会社を辞めて、アメリカに行くことにしました。
少しずつ変化はしていますが、日本にいると、いまだに年齢ってずっとついて回るんですよね、女性は特に。アメリカに来てみると、こちらは実力社会で若い人もいれば、お年を召した方もいて、年齢に関係なく働いたり、学んだりしています。