くらし情報『【映画と仕事 vol.12】字幕翻訳者・高内朝子インタビュー 時代背景や文脈、シチュエーションに合わせた柔軟な字幕を』

2021年11月25日 17:00

【映画と仕事 vol.12】字幕翻訳者・高内朝子インタビュー 時代背景や文脈、シチュエーションに合わせた柔軟な字幕を

結局、小さなアートギャラリーで働くことが決まったんですが、その直後に新聞で見つけたのが、制作会社の「字幕スタッフ募集」という採用記事で、なんとなく面白そうだなとピンときて、そこを受けました。最初に決まってたギャラリーは平謝りで辞退して、字幕制作のスタッフとして働き始めたんです。

最初は「ちょっとやってみるか」という気持ちだったんですが、結局そこで11年ほど働いて、それからいまに至るという感じですね。

――では字幕翻訳についてはその会社でゼロから学ばれたんですね?

そうですね。最初の5年ほどは「字幕ディレクター(演出)」という仕事で、人の翻訳のチェックや、クライアントとの打ち合わせ、スタジオ作業などをしていたんですが、そこで流れを覚えて、自分でも字幕の翻訳をやってみたいと思うようになりました。

当時その会社には数人の社内翻訳者がいて、私に対しても「じゃあやってみれば?」という感じで(笑)、それから5~6年、社内翻訳者として仕事させてもらって、その後、独立いたしました。

――字幕制作の世界には、字幕制作の会社に属している「社内翻訳者」と「フリーランス」とどちらもいらっしゃるんですか?

そうですね。

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