くらし情報『【映画と仕事 vol.12】字幕翻訳者・高内朝子インタビュー 時代背景や文脈、シチュエーションに合わせた柔軟な字幕を』

2021年11月25日 17:00

【映画と仕事 vol.12】字幕翻訳者・高内朝子インタビュー 時代背景や文脈、シチュエーションに合わせた柔軟な字幕を

とはいえ、フリーランスが圧倒的に多いとは思います。ただ大きな制作会社であれば「翻訳部」みたいな部署があり常時、何人かの翻訳者を社員として抱えているところもあります。

私のように制作会社に勤めて、仕事を覚えて独立する人間もいますし、いまはいろんなスクールがあるので、そこに通って仕事を紹介してもらったりしながら、少しずつ仕事を増やしていくという方も多いと思います。

【映画と仕事 vol.12】字幕翻訳者・高内朝子インタビュー 時代背景や文脈、シチュエーションに合わせた柔軟な字幕を
『フォーリング 50年間の想い出』メイキング
――字幕翻訳者の需要というのは多いのでしょうか? ずっと以前、ある字幕翻訳者さんが英語の映画の字幕翻訳に関しては、ごく少人数で回っているとおっしゃっているのを聞いたことがありますが、近年はNETFLIXなどの配信サービスも拡大し、劇場映画以外のコンテンツの量も増えていて、こうした需要も変化しているのではないかと…。翻訳者の正確な人数などは私もわかりませんが、NETFLIXなどの作品の数は毎月ものすごいですから、確実に以前と比べて仕事の量は増えていると思います。

私は配信サービス以前、ちょうどDVDが流通し出した頃に会社に入ったんですね。翻訳も最初はDVDの特典映像のような仕事が多くて、名前が出ないようなものばかりでした。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.