くらし情報『新たな進化遂げるのか? 逆境に立つ香港映画のこれから』

2021年12月13日 18:45

新たな進化遂げるのか? 逆境に立つ香港映画のこれから

の味』(19)で製作を務めたアン・ホイ監督も香港で映画を作り続けている。

新たな進化遂げるのか? 逆境に立つ香港映画のこれから
『花椒(ホアジャオ)の味』 ©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., Ltd. Emperor Film Production Company Limited Shanghai Yeah! Media Co., Ltd. All Rights Reserved.
『花椒(ホアジャオ)の味』は、アン・ホイが才能を見込んだ女性監督ヘイワード・マックの作品で、支え合う異母姉妹の姿に心温まる秀作。このように、市井の人々を描いた低予算の作品や、女性が主人公の良作の充実も近年の流れだろう。年老いた家政婦と雇い主の血のつながりを越えた関係を描く『桃(タオ)さんのしあわせ』(11)や、30歳を前に生き方を模索するヒロインが共感を呼んだ『29歳問題』(17)が代表的。『誰がための日々』(16)も介護やうつ病という難しい問題を世に問うた作品で、かつてのような派手さはないが、多様で身近なテーマの作品が作られるようになっている。

香港人のアイデンティティを見つめる動き

中国政府による表現の自由に対する圧力は日増しに強まっており、香港映画の未来を憂う声が後を絶たない。

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