くらし情報『新たな進化遂げるのか? 逆境に立つ香港映画のこれから』

新たな進化遂げるのか? 逆境に立つ香港映画のこれから

と言う。コロナ禍の影響などもあり、国安法の施行以降、まだ映画の製作が本格的に始まっていない状況だとしたうえで、「必ず中国当局の規制がかかるという事実を受け止めて、企画を開発して撮っていくしかない」と語る。「香港の映画監督たちは創造性を磨いて、新しい映画の可能性を開いていくのではないかと期待している」

多様な文化を内包し、豊かな映画を生み出してきた香港。逆境に負けず、香港映画は新たな進化を遂げようとしている。

香港映画界の変遷がよく分かるアン・ホイ監督の人生を追ったドキュメンタリー映画『我が心の香港~映画監督アン・ホイ』が全国順次公開中。また、来年1月4日から1月30日にかけて、国立映画アーカイブ(東京・中央区京橋)で香港映画の歴史をたどる特集上映「香港映画発展史探求」が開催されるので、併せて紹介しておきたい。武侠映画の巨匠キン・フー監督の『忠烈図』やツイ・ハーク監督の冒険活劇『北京オペラブルース』、ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』、日本でもヒットした『ポリス・ストーリー 香港国際警察』や『霊幻道士』など計21本が上映される。

(text:Rie Nitta)

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