2022年12月18日 16:00
『すべてうまくいきますように』『愛、アムール』ほか“人生の終い方”に迫る映画6選
第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、早川監督がカメラドール特別表彰を授与。第95回米アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表作品。
◆『君がくれたグッドライフ』(2014)
難病に侵された友と向かうのは尊厳死の認められた国・ベルギー
年に1度、自転車で旅に出る6人の仲間たち。今年の行き先はハンネスとキキの夫婦によりベルギーになったが、チョコレート以外に何があるのかとボヤく友人たち。しかし、ハンネスの選択にはある理由があった。ALS(筋萎縮性側索硬化症)と宣告された彼は、尊厳死が認められている国ベルギーを目指すことだった。
真実を知った仲間は大きなショックを受けるが、ハンネスの思いを受け入れ、旅を続けることを決意する。親しい人々に自分の選択をどう受け止めてもらうかを問うとともに、命の輝きを改めて実感できるはず。
◆『愛、アムール』(2013)
誰しもが避けて通ることのできない「老い」と「死」
パリ在住の80代の夫婦のジョルジュとアンヌは高級アパルトマンで悠々自適の老後を送っていた。ある日、教え子が開くコンサートに出向いた2人だが、そこでアンヌが病に倒れてしまう。