くらし情報『「夫婦が壊れるとき」&「夫婦の世界」&原作ドラマを見比べ!日韓英、それぞれの見どころは?』

2023年5月4日 17:00

「夫婦が壊れるとき」&「夫婦の世界」&原作ドラマを見比べ!日韓英、それぞれの見どころは?

原作の英ドラマでは主人公の医師ジェマ・フォスターがタイトルロールだったが、日本も同様、家父長制・家族主義が重んじられる韓国では、物語は“夫婦”のものとなる。不貞をした女性のみならず、離婚した女性への風当たりも強い。

ダギョンの父親で、地元の有力者であるヨ会長の権力も随所で強調されており、最後の最後に“片をつける”際も存在感たっぷり。だからこそ、そこに立ち向かうソヌ、そしてダギョンのキャラクターの輪郭がはっきりとする。ダギョンの母親であるヨ会長夫人や地元議員夫人ら妻たちは“女友会”として集まりつつも噂話三昧だが、事あるごとに「これだから女は…」と言うクリニック院長によるミソジニーに対抗するように、シスターフッドを感じさせる場面も。

「夫婦が壊れるとき」&「夫婦の世界」&原作ドラマを見比べ!日韓英、それぞれの見どころは?

共通していえるのは、従来のドロ沼不倫ドラマなら家庭を壊した女性は憎まれ疎まれる役どころとなるはずが、ステレオタイプ的な悪女としては描かれていないことだ。自己愛や保身で嘘をつき続け、裏切るのは男性たち。特に、「わかっていても」で後に日本でも大人気となるハン・ソヒが演じたダギョンは、その心情の変化がより丁寧に描かれ、最低男に出会わなければ確かにあった未来の可能性を想像させる。

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