「歌」をARと手話で伝える アクセシビリティの新たな試み「TRANSLATION for ALL」に迫る
小林:凄いですね。
鎮座:変換作業!
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手話撮影の収録風景(左:かのけん右:那須映里)撮影:加藤甫
那須:難しかったのはリズムもそうですが、手話の場合は具体的な表現が多いローコンテクストな言語なので、日本語の持つ綺麗で抽象的な感じを綺麗で抽象的な感じをどう表現するか、すごく考えました。
鎮座:それが情景表現になってくるんですね。
那須:たとえば「津軽海峡冬景色」なら想像して情景を表現しやすいんです。ただ、今回は抽象的だったので、具体的に表現するとあまり綺麗に見えないので、どうやって想像に任せて余白を残すかを考えるのが大変でした。
――那須さんにとって歌というのはどういう存在ですか。
那須:ロック系が好きなんです。中学生のときに尾崎豊が好きだったんです。
ビデオで見て、ミスチルとかサカナクションとか。たぶん私が聴きやすい声というのがあると思うんですね。で、ラップもずっと好きなんです。高い声は聴きにくい、楽器でもフルートとかホルンとかヴァイオリンはちょっと聴きにくいかもです。歌は自分で楽しむもの、聴者の世界の遊び、別の世界の遊びという感じで見てます。自分の世界にはない遊び。
実際、自分の世界には歌みたいな遊びはあるんですけど、まだ開発途中みたいな感じです。