くらし情報『「歌」をARと手話で伝える アクセシビリティの新たな試み「TRANSLATION for ALL」に迫る』

「歌」をARと手話で伝える アクセシビリティの新たな試み「TRANSLATION for ALL」に迫る

聴者の世界のなかでの歌は5000年位昔から、積み重なっていまの技術でいまの音楽、芸術があるわけですが、ろう者の場合、手話は比較的新しい言語です。芸術と手話がいま、同時に発展はしていますが、歌を見るとラップやこぶしを私が手話でどう表現すればいいのかなと、改めて勉強になりました。

小林:手話ってそんなに歴史がまだ浅いんですか?

那須:いろいろな見方があるのですが、フランスで300年前くらいに誕生したと言われてます。ろう教育的にも、社会的にも、手話が禁止されていた時代が長らくありました。だから今ようやく手話人口が少し増えて、手話が言語として認められてきたところです。そして芸術として聴者と一緒に楽しめる時代が来るということですね。

鎮座:いまだに新しく言語が作られている、表現が増えているということですよね。

那須:手話も日本語と同じ自然な言語なので、自然に起こるし、使いやすいものが広まっていきますね。


小林:時代によって少しずつ変わって行くんですかね。

那須:そうですね。たとえばテレビ。昔はチャンネルを回す動作で表現していましたが、今は画面を表す動作で表現します。

垣根をつくらず、遭遇した相手との出逢いを大切に

「歌」をARと手話で伝える アクセシビリティの新たな試み「TRANSLATION for ALL」に迫る
対談の様子(小林幸子)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.