くらし情報『「はて?」と上げる声、その心は寅子と共に…「虎に翼」が残したもの』

「はて?」と上げる声、その心は寅子と共に…「虎に翼」が残したもの

優未が彼女をすくい上げようとする姿は美しかった。

美佐江/美雪を演じた片岡凛
その傍らにもイマジナリー寅子がいたが、彼女と会話できるのは老いた航一だけ。航一の前で見せた得意気で幸せそうな笑顔から懐古するのが、第1週と変わらぬ場所で団子を食べようとする桂場に寅子が「はて?」と問いかけた129話の場面だ。

地獄に進んで分け入り、たくさんの血を流してきた寅子たちは決して特別な存在じゃない。「はて?いつだって私のような女はごまんといますよ。ただ時代がそれを許さず、特別にしただけです」と言い返す寅子の背後には、よねや涼子らの顔がある。未来の人たちのためならば、自ら進んで「雨垂れになる」という者たちだ。

「はて?」と上げる声、その心は寅子と共に…「虎に翼」が残したもの

そして第1週からの答えのように、「娘の口を塞ごうとしないで」とものすごい剣幕で桂場に意見した場所と同じところから、まさかの“イマジナリーはる”が登場してくる。
「どう?地獄の道は」「最高です」そう言って笑い合い泣き合う母娘に、はるも寅子の心の中にいつでもいたのだと思いを馳せる。

「はて?」と上げる声、その心は寅子と共に…「虎に翼」が残したもの

それは久藤頼安(沢村一樹)が「頭の中のタッキー(多岐川:滝藤賢一)」に叱ってもらうことで心を落ち着けたり、涼子が「心のよねさん」

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