2014年10月10日 12:00
『放送禁止』の長江俊和監督「製作側が楽しんで作らないと、なかなか革命は起こせない」
そこには、おおまかな展開しかなくて、あとは自分の言葉に置き換えてやってくださいと指示するんです。そうすると、役者の戸惑いとかも含め、『放送禁止』らしくなります。
――これまでずっと『放送禁止』シリーズを続けてみて、いかがでしたか?
もともとフェイク・ドキュメンタリーは、以前からやっていたんです。ただ、その頃『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)が有名になり、自分はホラーをちゃんとやっていなかったなと気付きました。それで、ホラーに見えるけどミステリーみたいなものが、意外と喜ばれるというのがわかり、自分もミステリーの方向へどんどんシフトしていきました。ミステリーって、横溝正史や江戸川乱歩などの昔のものとか、話題のミステリー小説などは読んでいましたが、そこまでコアなミステリー・ファンじゃなかったんです。でも、その後、けっこうミステリーを求められ、今は「出版禁止」というタイトルでミステリー小説も出しています。そういう意味では、自分の転機になった作品ですね。
今後ももっと小説を書いていきたいし、もちろん「放送禁止」も、需要があれば、続けていきたいです!
(C)2014「放送禁止洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~」製作委員会
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